グレーテルのかまど 花もち ひな祭り レシピ

グレーテルのかまど 2015年2月20日放送
ひな祭りにぴったりの和菓子が紹介されました。ぷくっとかわいい形で、和菓子というより和スイーツという感じでした!
●松江の花餅
松江の花モチは、桃の節句に家庭で作るお菓子なんだそうです。
花もち(まんじゅう)
材料(8個分)
<花もちの生地>
もち粉120g
上新粉30g
ぬるま湯(約40℃)115~120g分量の誤差を少なくするためにグラム表示をしています。
食用色素(黄色・緑色・水紅色)各適量
<小豆こしあん>
小豆120g乾燥したもの
グラニュー糖130g上白糖でも可
水適量
<打ち粉>
かたくり粉100g
<仕上げ用>
椿(つばき)の葉12枚
作り方
●生地を作る
【1】ボウルに上新粉ともち粉を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。
【2】約40℃のぬるま湯を入れて手で混ぜ、
耳たぶくらいの固さになるまで練る。
※表面の生地にヒビが入らなくなるまで、ぬるま湯で調節してこねる。
ぬるま湯で混ぜると後で火が通りやすくなるそうです。
【3】練り上がった生地を棒状にし、5等分する。
※生地の乾燥を防ぐためにラップをかけておく。
【4】3の生地のうち4本を、それぞれ2等分する(8個分の生地)。
【5】残り1本の生地を3等分し、
食用色素を使ってそれぞれ黄色・緑色・ピンク色に着色する。
食紅は溶かして、竹串などに液を付けて、
トンと生地に置くくらい少量でOKです。
下の動画が参考になると思います。↓
●小豆こしあんを作る
(こしあんを手作りする場合は、
まんじゅうよりも先に作っておく方がよいと思います。
番組ではあんこはすでに出来上がった状態で紹介されていました)
【6】選別した小豆を水洗いし、
たっぷりの水とともに鍋に入れて強火にかけ、沸騰させる。
【7】豆が浮いてきて、ひき上げてみると皮にしわがよるような状態になったら、
差し水(びっくり水)をし、沸騰を抑えるとともに温度を約50℃以下に下げる。
【8】再度沸騰させ、
皮のしわがのびて豆が乾燥時の2 ~ 2.5 倍に十分に膨らんでいるのを確認する。
豆の皮が破れる前に火を止めて、ゆですぎないこと。
ちょうど良いゆで具合のタイミングはゆで汁の色でみきわめる。
透明な美しいワイン色になればOK。
【9】ザルにあけ、ゆで汁を捨てる。(渋きり)
【10】水をかけて表面の渋を洗い流す。
豆の皮を破らないようにやさしく扱うこと。
【11】鍋に5の小豆とたっぷりの水を入れ、火にかける。
【12】沸騰するまでは強火、
沸騰したら弱火にしてコトコトと豆がゆるやかに躍る程度の火加減でゆでる。
ゆで汁が少なくなったら水を加え、常に豆がゆで汁の中にある状態でゆでる。
【13】指で簡単につぶれるくらいやわらかくなれば、ゆで上がり。
【14】ボウルの上にザルをおき、ゆで上がった小豆をザルにあける。
上から水をかけながら玉じゃくしの背などで豆の粒をつぶす。
【15】手で触れられる温度まで冷めれば、
水をかけながら手で豆をつぶしてこす。ザルに残った豆の皮は取り除く。
【16】下のボウルにたまった呉(豆の成分)の汁を、馬毛の裏ごし器に通す。
【17】11の裏ごし器の上から適量の水を加え、
手で混ぜながらこし、細かい皮を取り除く。
【18】こした呉の入ったボウルをしばらくおき、呉が沈んだら、
呉を捨てないように濁った上水を捨てる
【19】呉が残った13のボウルに再びたっぷりの水をそそぐ。
ボウルの中を全体的によく混ぜる。
【20】再びしばらくおき、上水を捨てる。
上水が半透明になるまで、水を注いでは上水を捨てる作業を繰り返す。
※およそ2回
【21】上水を捨て、さらしに受けて水けをきる。
水分がなくなるまで、しっかり絞る。
【22】赤生あんのでき上がり。
【23】鍋にグラニュー糖と分量の水を入れ、沸騰させる。
グラニュー糖が溶ければ、赤生あんを加えて煮詰める。
【24】あんをすくって落とし、山のようにこんもりとした状態になれば、
平らな容器に小分けにして冷ます。
●あんを包む
【25】
あんを小さじのスプーンにすくい取り、丸める。
全部で8個用意する。
※1個あたり約15gが目安。
【26】4の生地を丸めて球体にした後、平らな円形に整える。
※親指の下あたりを使って押さえ、
指4本分くらいの直径(5~6㎝)になるまで生地を円形に広げる。
指を使うとデコボコになってしまうので、
手のひらの付け根のあたりで平らにするイメージでやるとよいそうです。
【27】生地の上にあんをのせて包む。
※生地を持っている方の手で生地を軽く握り、
もう片方の手の人さし指であんを軽く押さえながら、
時計回りに回して生地をあんの周りにつける。
【28】あんが半分くらい包めたら、
生地を持っている方の手でさらに深く握りこみ、
指先で生地の口をすぼめるように包んでいき、球形に整える。
※生地が乾燥しやすいので、手に水をつけながら包む。
●成形
花もちでは型を使うのだそうですが、
今はほとんど生産されていないんだそうです。
ちょっと大き目のシリコンなどの型で
代用できたらいいなと思いながら見ていました。
番組では型が手に入らない場合、
おちょこを型の代わりにする方法が紹介されました!
【29】ハンカチを広げて中央部分にかたくり粉を入れ、
てるてる坊主のように絞り、輪ゴムで止める。
【30】型にかたくり粉を薄くまぶす。
まんべんなく片栗粉をまぶさないと、
型やおちょこにまんじゅうがくっついてしまうそうです。
【31】亀:亀の型の中心に5の緑色生地(約4g)を型の中心(甲羅の部分)に入れる。
【32】その上に10を閉じ口が上になるように型に軽く押し込む。
※生地を押しすぎないこと。
【33】手で表面が平らになるように押さえて取り出し、
椿(つばき)の葉2枚の裏側にのせる。
【34】海老:型の頭から尾の部分にかけて、
ピンク色生地(約4g)を細長くのばして入れる。
※そのあと14~15と同じ工程を行う。
【35】桃の花:10を閉じ口が下になるように置き、
中央部分に5の黄色生地を小さく丸めてはりつける。
【36】桃の花:17の黄色生地を囲むように、
5のピンク色の生地を小さく丸めて5つのせてはりつける。
【37】桃の花:18とおちょこの両方にかたくり粉をまぶす。
【38】桃の花:18におちょこをかぶせ、裏返して軽く押さえる。
取り出して椿の葉の裏側にのせる。
【39】手まり:5の黄色、緑色、ピンク色の生地を用意し、
それぞれ大豆の大きさに取り、糸状に細長くのばして2等分する。
【40】手まり:10の閉じ口を下にしておき、
のばした黄色生地を2本、十文字にかける。
※生地が乾燥してもろくなり、のばしにくくなるので、
その都度手に水をつけながら調整する。
【41】手まり:黄色の横に、少しずらして、
緑色生地を2本、十文字にかける。緑色の横に、少しずらして、
ピンク色生地を2本、十文字にかける。
【42】手まり:23とおちょこに薄くかたくり粉をまぶし、
23におちょこをかぶせ、裏返して押さえる。取り出して椿の葉の裏側にのせる。
●蒸す
【43】紙タオルを敷いた蒸し器に花もちを入れ、15分間蒸す。
※ツヤと透明感が出ていればOK。
【44】蒸し上がったら、椿の葉ごと取り出す。
出来立てが一番おいしいそうです。
冷えたら食べる前に、柔らかくなるまで蒸しなおすと良いそうです。
感想
あんこは市販のものを使ったら、
それほど作るのは大変ではないかなと思いました。
洋菓子用の小型のドーム形のシリコンやステンレスの型に
しっかりめに片栗粉をまぶして作ったら、
おちょこよりも作りやすいかもしれないなと思いながら見ていました。
できあがりがとってもかわいいので、
お子さんといっしょに作ったら喜んで食べそうですね!
試食した瀬戸君の感想は、
「まんじゅうの皮に甘みがないから、あんこの甘さとマッチングしますね!」
とのことでした。
皮がモチモチでおいしそうでした!